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(左:Hishab Zubair Ahmed CEO、右:TEPCO i-フロンティアズ 小磯代表取締役副社長)

東京電力フロンティアパートナーズ合同会社(本社:東京都千代田区)は、Hishab Singapore Pte. Ltd.(本社:シンガポール、CEO: Zubair Ahmed、以下「Hishab」という)に1,000,000米ドルの戦略投資(転換社債の株式転換)を実施いたしました。

Hishabは、電話回線を活用した会話型AIソリューションをコアとしたボイスペイメントやコールセンター自動化サービス等を、バングラデシュを中心に東アジア各国で展開している事業者です。

東京電力エナジーパートナー株式会社は、2016年の一般家庭を含む電力小売全面自由化以降、新規事業開発の専門ビークルであるTEPCO i-フロンティアズ株式会社(以下「TEPCO i-フロンティアズ」という)を通じ、国内外のベンチャー企業を含めて幅広に協業候補を探索しておりますが、Hishabはその活動の中で出逢った有望なアライアンスパートナーであり、本出資を実行しつつ、同社が保有するボイスAIソリューションを用いて、コールセンター機能の自動化に向けた検証も進めております。

今後はTEPCO i-フロンティアズなどの機動性に優れるグループ会社を中心に連携し、生活者が日常で直面する様々な課題の解決を目指し、同社が主にバングラデシュで開発、事業化したAI技術を日本にて展開するリバース・イノベーションを実現して参りたいと考えております。


■Hishab Singapore Pte. Ltd.について

Hishabは、2015年バングラデシュにて創業、社員は約60名を有する、AIスタートアップ企業。バングラデシュ、インド、日本に事業拠点、ドイツに開発拠点を置く。

Hishabが特許を有するVUI(ボイスユーザーインターフェース)やミドルウェアは、ERPをはじめ幅広い業務システムにつなぐことができ、ユーザは携帯電話に向かって音声を吹き込むだけで、システムに情報入力が可能になる。インターネットに繋いだり、アプリをダウンロードしたりする必要は無く、電話回線だけあれば良く、難しい操作を一切必要としないため、開発途上国のITリテラシーの無い層にも多く使われる。

また、Hishabが提供するAI会話エンジンは、話者との会話の意図を適切に把握し、またこれまでの会話の文脈を蓄積した上でレスポンスするため、まるで人間のオペレータと話しているかのような自然な会話を成り立たせることができる。

Hishabが自社開発したベンガル語の音声認識精度は既に99.8%を超えており、バングラデシュ国内ではMSMEs(小売店)やMFI(マイクロファイナンス機関)、銀行2022年3月現在、総登録者数は160万人に達する。

■東京電力フロンティアパートナーズ合同会社について

東京電力エナジーパートナー株式会社のCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)として、パートナーとの価値共創・ビジネスアクセラレーションを担うTEPCO i-フロンティアズと連携し、「暮らし」をキーワードとした社会の課題解決に資する優れたアイデアや先端技術、ベンチャースピリッツを持つ企業等に対して積極的かつ機動的に出資を実行している。

■TEPCO i-フロンティアズ株式会社について

東京電力エナジーパートナー株式会社のイノベーションを創出する機能として、国内外の起業家、事業サービス会社、メーカー、大学、研究所等、個人や企業、団体を問わず、“知”の連携を推進。まだ商品化に至っていないアイデアレベルのサービスをはじめ、商品化はされているものの、社会への認知・浸透はこれからという段階の国内外の有望なサービスについて、事業化・スケール化に向けたアイデアの創出やリサーチ、事業の企画・実証を実施している。

[本件に関するお問い合わせ先]

東京電力フロンティアパートナーズ・TEPCO i-フロンティアズ

担当:青松

E-mail: admin-tfp@tepco-if.com

Hishab Singapore Pte. Ltd.

担当:Mio Ahmed

E-mail: mio.sugiyama@13.232.114.251

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